【横浜カルバリーチャペル】 天の窓 |
2018年7月15日
「 AI 」 最近、頻繁に耳にする「AI(エイアイ)」。当教会にGoogleのAI専門家がおられるので、牧師コラム欄に素人が書くには勇気がいった。そもそも「AI」とは、”Artificial Intelligence”「人工知能」の事である。恥ずかしい事に、私は最近まで「人工知脳」と思っていた。AIとは「人間の知的能力をコンピューターで実現するシステム」とあり、人間の使う言語を理解したり、画像データを分析したり、論理的な推論を行い、経験から学習するコンピュータープログラムらしい。AIは、既にオセロやポーカーやチェスの世界チャンピオンを撃破したが、最近、囲碁の世界トップ棋士も破って大きな話題となった。もはや、人類の知能はAIには勝てないのであろうか? 一方、私達の生活で身近になりつつある物もある。少し前、回転寿司に入ったら「いらっしゃいませ!」とさわやかな声が。「えっ?」と思うと「こちらです」と答えたのはソフトバンクが開発した「感情エンジン・クラウドAI」を搭載した世界初の感情認識パーソナルロボット・ペッパー君であった。続いて「何名様ですか?」「~名様ですね」「テーブル席とカウンター席どちらがよろしいですか?」と続き、順番が来ると呼び出されて「~番テーブルにお進み下さい」「~名様ご案内!」となる。世の中、ついにロボットが寿司屋でバイトする時代となったか。。。忙しい中、従業員が受付・案内から解放されるばかりか、ペッパー君になってから、長時間待ちのお客クレームが激減したそうである。確かに、AIロボット相手にクレームする気にもなれないし、口論になってもAI相手では、私達も簡単に撃破されてしまうのである。 また、最近CMでよく目にするのが、音声操作・アシスト機能を有するAIスピーカーである。アマゾンのアレクサ、アップルのシリ、グーグルホーム、かわいい熊とひよこのライン・クローバフレンズ等々。音楽や買い物は勿論、情報や調べ物や計算等の質問に答えてくれるだけでなく、家電製品から自宅全体まで「声」でコントロールする。もはや、従来の「指」操作のスマホから、「声」で操作するAIへと時代は移行しつつあるのではないか。 先週の礼拝で「鼓膜の外側からではなく、内側から聞こえる声がある」と話した。AI時代到来と言うなら、私達も内から響く聖霊の声に、もっと敏感に、もっと注意深く、もっと素直に従順しようではないか。AIをローマ字読みすれば「愛」とも読めるが、主への愛だけはAIにも誰にも譲れないのである。 |