【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2018年7月29日

祝「東京カルバリーチャペル献堂」  武井博名誉牧師

 先週、東京伝道のための新会堂の献堂式が行われました。おめでとうございます!その献堂式をお祝いする言葉を大川先生から依頼され、その拙文を大和教会の「週報」に載せていただきました。改めて、東京伝道のご成功をお祈り申し上げます。
 それにしても、大川先生の伝道のスピリットの素晴らしさには、いよいよ敬服の念を禁じ得ません。以下は、その献堂式に寄せさせていただいた拙文です。共に、東京伝道成功のために、また大川先生のご健康が守られますよう、お祈りしましょう。そして、わが横浜カルバリー・チャペルも、東京同様、雄々しく前進させていただきましょう!

 「埼玉県生まれの私が、小学3年生になった頃に見た光景は、今でも忘れられません。戦争末期、東京の空は、毎夜、米軍による大空襲で、火炎を噴き上げて真っ赤に燃え上がり、私たちはその光景を遠くから、複雑な気持で見つめたものでした。火炎に照らされた米軍機が悠々と上空を飛行し、雨あられと焼夷弾を落とし続ける光景も、はっきりと見ることが出来ました。それは、子ども心にも、まことに恐ろしい光景でした。そして翌朝になると、空が暗くなる程に、東京火災の燃えススが、遠く離れた私たちの所にまで落ちて来るのでした。「ああ、戦争に負ける」、それが小さな私の胸に浮かんだ実感でした。
 成人して、その東京でテレビ・ディレクターとして働き出した私は、まさに仕事人間、昼も夜もなく、信仰もなく、唯々懸命に働きました。東京は復興し、高層ビルが大空に向かって聳え立っていきました。そんな中で、人々の間に、‟経済大国”という言葉が、誇らしげに語られ始めました。しかし、一方で、日本人の魂の不毛は進んで行きました。
 ある時、私は家内と、ある高層ビルのレストランで食事をしました。眼下には、東京のビルが墓石のように一面に立ち並んでいました。私たちは、思わず叫びました。‟ああ、東京はまるで墓場だ!” と。
 この度、大川先生がいよいよ本格的に東京伝道を開始されます。どうぞ、私たちが見た墓場の如き不信仰の東京ではなく、リバイバルの炎に包まれた天国の如き霊的東京へと導いてくださいますように!また、私が少年時代に見た、あの空襲による真っ赤な東京の空ではなく、日本中を照らすリバイバルの炎燃え上がる東京の空をお見せください!そして、どうぞ、日本中の人々が、一人残らず、新しい聖霊の風溢れる東京で主イエス様に従っていくことが出来ますよう、お導きください。」

 以上です。他の支教会共々、大いなる前進を祈り上げます!ハレルヤ!