【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2018年12月23日

「 災転じて福音となす 」

日本漢字能力検定協会が毎年、その年の世相を表す漢字一字を京都清水寺で発表するが、今年の漢字は「災」であった。大阪北部地震・西日本豪雨・北海道地震等々の災害と共に、スポーツ界のパワハラ・財務省文書改ざん・大学不正入試問題等の人災が相次いだためと解説している。

実は、聖書の中にも、出エジプトの「十の災」をはじめ、多くの「災」が記されている。新共同訳聖書を調べてみたら、何と「災」という字は365回使用されていた。一年365日、毎日「災」に満ちているという事であろうか。しかしながら、聖書には「恐れるな」という言葉も365回記されていると言われる。そしてその理由こそが、このクリスマスお生まれになられた「インマヌエル」(神、我らと共にいまし)と呼ばれた救い主イエスキリストがあなたと共にあって、あなたを守られるからとある。ルカ1章でキリストの誕生を知らせた御使いは、「私は、この喜ばしいおとずれを伝えるために遣わされた」と告げた(大川牧師は、「教会には、讃美歌を大きな声の“音ずれ”て歌っている人がいるが…」と言っておられた)。

このクリスマスの時期は、一年で最も夜が長く闇に覆われる時である。私達のそんな闇の中にキリストは、夜空に美しく輝く星のごとく現れて下さるお方である。だからこの御方にあって、どんな暗い人生も「災い転じて福音(喜びのおとずれ)となす」のである。さあ、闇の中でこそ輝くキリストなる星を、今日このクリスマス、東の博士達と共に追ってまいりましょう!