【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2019年3月17日

「 燃える十字架 」

昨年暮れに5 階のエアコン、そして今年4 階のエアコンが壊れてしまった。新会堂建設を視野に入れているとはいえ、これらの設備は、このビルで教会を始めた1994 年から使用しているので、少なくとも25 年以上稼働していたことになるであろうか。新会堂建設を検討している故に、牧師川柳でも「強くあれ、それまでもてや、エアコンよ」なんて呑気に詠っていたが、先月は教会の十字架照明が完全に壊れてしまった。

実は、昨年のある夜、川向う都筑区のマンションに住んでおられる方から「教会さんですか?お宅の十字架が燃えているのですが」と電話があって飛び上がって駆け付けた。暗い中、外梯子を恐る恐る7階屋上まで上がると派手なショートで火花が散っているではないか。流石に119 はとまどって緑消防署に電話して状況説明しているとサイレンが近づいて来た。「消防隊?まさか?」と思ったが、あっという間に消防車4台、警察車両2 台、救急車、東電、アルソックの大集合となってしまった。後に署名した出動記録には「消防隊員30 名出動」と書いてあった。それでも大事には至らず、ショートした十字架の片側電源を切り、先月まで反対側の照明だけでなんとか光を灯していた。しかしながら、ついにそれも壊れて真っ暗になってしまった。皆さんに「鴨居駅プラットフォームから見える赤い十字架教会」と知られているだけに、遥か遠くからも夜空に映える赤い十字架が教会から消えてしまったのは残念でならない。

電気専門の教会員の方に調べていただいて、この十字架にはセンサーライトが付いている事を教えていただいた。どおりで暗くなると自動的に十字架に光が灯った訳である。更にこの十字架には避雷針もついている。勿論、教会が落雷で燃えてはならないが、使徒行伝で天から火(聖霊)が下って教会が誕生したように、雷ではなく聖霊の力がこの教会にも下り、私達の信仰が炎のように燃える事を願うのである。そして、聖霊様の炎は、このセンサーライトのように世の中が暗くなればなるほど、闇に光を、神の愛と救いを高らかに輝かせるのである。

「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」ヨハネ1:5
主の十字架を、何とか鴨居の夜空に再び輝かせたいと願うのである。